トリプタン系の片頭痛治療薬イミグラン

イミグランの有効成分はスマトリプタンコハク酸塩というもので、トリプタン系の片頭痛治療薬です。

片頭痛は脳の血管が拡張し、脳組織を圧迫することによって引き起こされます。

この血管拡張は三叉神経から放出される物質が原因となって引き起こされると言われています。

一方、イミグランはセロトニンという神経伝達物質の受容体を刺激します。

セロトニンの受容体のうち5−HT1Bと5−HT1Dという受容体を刺激します。

5−HT1Bは血管を収縮させ、5−HT1Dは血管拡張を引き起こす物質の放出を抑制します。

これらによって血管が収縮し、脳組織の圧迫を緩和するのです。

イミグランは頭痛の症状が発現した時のみ服用する薬で、1回に50mgを服用します。

効果が不十分な場合には2時間以上間隔をあけてもう50mg追加服用することができます。

症状が出ていない時に予防的に使用することはありません。

この薬の副作用として最も多いものは悪心、嘔吐です。

これはセロトニンが消化器運動にも関わっている物質であるため消化器系にも影響を及ぼしてしまうため起こります。

さらにめまいが起こることがあります。

これは血管収縮によって内耳の循環が悪くなるために起こります。